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ビットコインといった仮想通貨投資詐欺

2018.05.26 | folk

ビットコインをはじめとした仮想通貨投資詐欺

ビットコイン投資詐欺とは

ビットコインは仮想通貨といわれるデジタル通貨です。仮想通貨とは法定通貨に対して特定の国家による価値の保証を持たない通貨のことで、現物は存在せず、あくまでもコンピューター上の通貨となります。

最近、ビットコインは注目されています。その理由は、2つあります。

1つ目は、ビットコインが仕組み上改ざんすることができないことです。そのため、コピーされやすいデジタル通貨でも、現物のお金のように偽造通貨を発行することができないのです。

2つ目は、あらかじめ流通する量が決まっているため、増やしたり、減らしたりすることができないためです。時間の経過によって増え続け、一定の発行量に達した時点でそれ以上、新しいビットコインは発行されなくなります。

現物のお金ならば、円の流通を制御する日本銀行や米ドルの流通を制御するFRBが、世の中に出回る通貨の量を増やしたり減らしたりしています。しかし、一度作られたビットコインは製作者の手を離れるため、特定の政府機関などによってコントロールされることはありません。日銀やFRBは紙幣の流通量をコントロールすることで通貨の価値を操作しています。つまり、コントロールできる変動相場制なわけです。

一方で、ビットコインは特定の機関によってコントロールされないので、あくまでも相場で通貨の価値が決まります。つまり、コントロールできない変動相場制です。

ビットコインの発行量が増えると、その通貨を利用する人も増えますが、その後発行量に歯止めがかかるので、一定の価値が保たれるようになっています。まだ流通量が少ない段階でビットコインを入手し、多くの人が使うようになって価値が上がった段階で売却するならば、大きな利益を得ることができます。

 

アルトコインは誰でも作れる

アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨のことです。

プログラムの知識が少しある人なら、誰でも「アルトコイン」を作ることができ、デジタル通貨なので、製造原価もかかりません。しかし、アルトコインができても、誰も使わない仮想通貨は無価値です。

仮想通貨投資詐欺とは、値上がりをうたって価値のないアルトコインを売りつけることです。

これは、未公開コイン詐欺といいます。

ビットコイン投資詐欺の見分け方

世界中でビットコインのシステムを利用した新しい仮想通貨が生み出されていて、どれだけの種類が売買されているかを正確に知ることは難しくなっています。ビットコインなどの仮想通貨の投資については、急激に市場が広まっているため、正確な知識が世間一般に普及していません。

日本では取引されていないようなマイナーなアルトコインを使い、日本で認可される予定と偽って買わせるといった詐欺の手口も確認されています。

仮想通貨を使った詐欺を見分ける方法は、金融庁の認可を受けた取引所がプレスリリースを出しているかどうかです。日本では仮想通貨の取引所や販売所は金融庁の認可を受ける必要があり、認可には売買を行う仮想通貨についての審査も含まれています。新しい仮想通貨の取引を開始するためには、十分な信頼性が確保されている通貨でなければいけないからです。取引所は自社だけが扱える通貨があるなら、申請段階で公開した方が顧客獲得の面で有利です。すなわち、取引所が新しい暗号通貨の取引を開始し、他の取引所がその通貨を取り扱っていないとすると、それだけで取引所にとっては営業上の強みとなるのです。

ビットコインといった仮想通貨投資詐欺では、投資の信頼性を高めるために団体名や会社名をねつ造したり、有名企業の名前を騙ったりといったことも行われます。

ビットコインなどの仮想通貨については社会的信頼性がまだ低いため、顧客の資産を運用する機関投資家が参入することはあまりないので、投資の勧誘を受けて、大手企業や有名な団体の名前が記載されていたら、詐欺かもしれないと疑ってみることです。

トークンを使った詐欺もあります。ICOという資金調達手法を悪用した詐欺です。

ICOとは、企業や団体が独自に発行したトークンを投資家に仮想通貨で購入してもらい、入手した仮想通貨を売却してお金を集める仕組みです。

トークンは無料で公開されているソフトウェアと少額の手数料のみで生成することが可能なため、株式や金融機関からの融資といった手間のかかる手法を使わずに資金調達ができるとして注目されています。
発行されたトークンは株式と同じように配当が受けられ、トークンが取引所に上場していれば売買を行うこともできますが、株式と違って株主として経営に影響を与えるようなことはできません。
ICOは、発行が誰でもできるという点が詐欺に利用される原因となっているようです。
実体のないプロジェクトでICOを行ったり、資金調達後に雲隠れしたりといった詐欺が予想されるため、ある程度法整備が整うまでは参加を見送りましょう。

ビットコイン投資詐欺の手口

ビットコイン投資詐欺の手口は7つあります。

1つ目は、セミナーで勧誘。仮想通貨のセミナーや交流会は怪しいものが多いです。特に以下の場合は警戒しましょう。LINEのグループでセミナーや交流会に誘われたり、最低購入額が設定されていたり、価格保証がある場合ですLINEグループやマルチ商法的勧誘で人をセミナーに集め、見知らぬアルトコインの存在をうそぶいて買わせる手法です。

2つ目は、新しい仮想通貨を勧められる。新しい仮想通貨は初心者が買うのは難しいです。仮想通貨は、事前購入(プレセール)があったり、その発行主や事業主が誰か、投資家は誰かなどで、その時点での信用が決まったりしています。そして、そうしたことを調べた上でそのコインが信頼性あるかどうかは見分けることができるのですが、それを初心者がゼロから調べ、判断するには少し危険です。公開されていない通貨の保障はありません。

3つ目は、HYIP(ハイプ:高収益投資プログラム)です。これは、仮想通貨投資の中で最もよく広まっている詐欺です。ハイプとは、「絶対儲かるコインがあるから」といって高い金利を餌に、人をネズミ講的に誘ってお金を集め、それでもっと投資してもっと儲けようと謳っておいて最後に上層部が集めたお金と共に逃げる詐欺形式のことです。特徴は、高すぎる配当、未公開を謳う、「ここでしか買えない」と言う、です。

4つ目は、カフェでの勧誘です。仲良くなった後に、カフェで勧誘する詐欺です。特に女性が狙われやすいです。

5つ目は、代理店が販売しているという詐欺です。仮想通貨に代理店は不要です。なぜなら、仮想通貨を買う方法は2つしかないからです。1つ目は、取引所で買うこと、2つ目は、販売所で買うことです。1の取引所は、株のように、売りたい人と買いたい人が版で互いにやりとりする方法で、2の販売所は、取引所が仮想通貨を販売していて、そこで買う方法です。最低購入額があるところも詐欺だと言われています。なぜなら基本的に(万単位の)最低購入額などは設定されていないからです。取引所で購入する場合、0.0005460BTC=約380円から購入可能です。

6つ目は、有名人の名前を出す詐欺です。有名人や金融庁の名前を出して、信頼性を持たせようとするものは、危険なものが多いです。twitterやホームページで確認しましょう。

7つ目は、口数単位が決まっている勧誘。「一口10万円で、何口でも買えます」というお触れ込みには気を付けましょう。10万、30万、50万、100のプランといった高額勧誘もあります。しかし、取引所によって取引できる最低単位は異なりますが、ビットコインの投資最低金額はもっとずっと少額です。

 

ビットコイン投資詐欺の対策法

対策法としては3つあります。

セミナーや勧誘には絶対に行かないようにすること、信用のある取引所で買う、必ず会社の情報を確認する、です。

特に3つ目は、提示してきた情報の正しさや身元はインターネットで検索すれば確認でき、会社が存在するかどうか、資本金はどうなっているかなどから確認できます。

 

ビットコイン投資詐欺に遭ったらクーリングオフしよう

電話勧誘販売や訪問販売から仮想通貨を買った時は、書面を受け取ってから8日間はクーリングオフができます。書面の書き方を確認し、販売会社に送付しましょう。

また、販売元に買取をお願いしましょう。全部は返ってこないですが、払ってしまったお金の一部は、戻ってくる可能性があります。

詐欺に遭ったと思ったら、すぐに警察や国民生活センター、弁護士等に相談しましょう。既にお伝えしたように、仮想通貨は詐欺と断ずるのが難しく、専門家に相談し判断してもらう必要があります。

仮想通貨投資詐欺は、色々な種類や手口があります。しかし、それらを知れば、詐欺を未然に防ぐことができます。仮想通貨詐欺を防ぐには、次の4つのことが重要です。まず、仮想通貨を購入する時は、上位の仮想通貨、仮想通貨取引所の名前を調べ、それらが安全かどうかを確かめてから選ぶこと。次に、仮想通貨について得た情報は、確認を必ずとること。そして、上位の仮想通貨でも必ず儲かるのではないという事を肝に銘じておくこと。さらに、少しでも怪しいなと思ったら、金融庁金融サービス利用者相談室や消費者センターに相談することです。