さまざまな最新技術を搭載した高性能仮想通貨STRAKS
STRAKは新技術をたくさん詰め込んだオープンソースの仮想通貨
STRAKSとはデンマーク語で“すぐに”という意味で、その名の通りスムーズな電子取引を行うために開発された仮想通貨です。STRAKSの特徴は話題の新技術が多数搭載されていること。その特徴的な技術として、イーサリアムが搭載しているスマートコントラクトをはじめ、Segwit4x(セグウィット4x)、i2p(インビジブルインターネットプロジェクト)、ゼロコインプロトコルなどの最新技術が搭載または搭載される予定です(現在開発中の技術もあり)。現在電子取引の基軸になっている一番有名な仮想通貨はビットコインですが、その新技術の搭載によりSTRAKSの性能はビットコインを超える技術力を持っています。また、STRAKSはオープンソースの仮想通貨であるため知識のある人ならだれでもバグの修正などを行うことができ開発に寄与できます。まだマイナーコインの域を出ないSTRAKSですが、技術的には高性能といえる仮想通貨です。
STRAKSのはじまりとロードマップについて
STRAKSは元々はSignatumという仮想通貨を開発するコミュニティによって創られたものです。なぜSignatumではないのかというと、開発コミュニティの一部のメンバーが不正に相場を操作しようとしたことが発覚し逃亡したため、残ったメンバーがリブランドし公開したのがこのSTRAKSです。現在は4SIGTを1STAKにスワップし、これを6年間かけて行うことによって新規参入投資家が不公平とならないよう配慮しています。また公式のニュースサイトがあり最新の情報を知ることができます。ロードマップに書かれている2018年の動きとしては、STRAKSを基軸通貨としたマーケットの作成や、ゼロコインプロトコルによる匿名化、またSTRAKSを基軸とした分散型取引所の構築などが予定されています。
STRAKSの取り扱いがある取引所の比較選定基準
STRAKSを取り扱う取引所の選定、比較する際、編集部では以下の基準で取引所の良し悪しを判定しています。
1.手数料
手数料には、売買手数料、入出金手数料などの手数料と売値と買値の差であるスプレッドを比較します。
2.レート
仮想通貨の価格は取引所によって違ってくるので、それぞれのレートを比較します。
3.取引量の多さ
STRAKSが24時間のあいだでどれくらい取引が行われているかを調査し比較します。
4.定性情報
数値では表せない以下の項目を比較していきます。
・信用度の高さ:信用できる会社であるかどうか、またその運営状況など
・使いやすさ:アプリの有無や取引画面の使いやすさなど
・サーバー強度:サーバーが止まって取引ができないというようなことがないか
・セキュリティ:安心して取引ができるよう配慮されているかどうか。セキュリティの強さと取り組みなど
・口コミ、レビュー:実際に利用している人の声をツイッターなどで調査する
中央集権型取引所と分散型取引所(DEX)の違い
現在STRAKSを取り扱う取引所は3社あり、中央集権型取引所と分散型取引所の両方が含まれています。この2つのタイプの取引所を比較していくうえでそれぞれの取引所の特徴について知っておく必要があります。ここでは一般的な中央集権型取引所と分散型取引所の違いについて簡単に説明をしたいと思います。
中央集権型取引所とは
STRAKSを取り扱っている3つの取引所のうち、HitBTCとStocks.Exchangeの2社が中央集権型取引所というタイプに属しています。日本でおなじみのBitFlyerやZaifといった取引所もこのタイプに属します。現在ではこのタイプが主流なので、普段使っている取引所がどちらのタイプかわからないという人はたいてい中央集権型取引所になります。中央集権型取引所はその取引所を運営している会社(中央管理者)が存在し、その管理者が投資家の資金を預かって管理したり、使いやすいアプリの開発やセキュリティの強化を図っています。そういった管理や開発をする代償として手数料をとり会社を運営しています。
分散型取引所(DEX)とは
一方、分散型取引所は大きな特徴として中央管理者が存在しません。STRAKSを扱う取引所の中ではCryptoBridgeがこのタイプの取引所に属しています。個人間での取引となるためイメージとしては交換所といったほうが近いでしょう。管理者が存在しないということはサポートも存在せず、資金の管理もユーザーが行わなければなりません。すべて自己責任なので仕組みがわかっていないと扱えない上級者向きの取引所です。利点としては、管理者がいないので管理費もかからず手数料が安いということと、構造的にハッキングされづらいのでセキュリティの面ではとても高い取引所となっています。
STRAKSの手数料比較
maker手数料とtaker手数料の違い
取引所には株取引などでも利用される板と呼ばれる掲示板のようなシステムがあります。その板の価格で指値注文したり成り行き注文した場合は「maker」、板にない価格で指値注文した場合は「taker」の手数料が発生します。取引所によってmaker手数料とtaker手数料を分けているところと、一律で売買手数料を設定している取引所が存在します。
売買手数料・スプレッド比較
取引所 | 現物取引 | |
取引所名 | 拠点 | 取引所(売買手数料) |
HitBTC | 香港 | maker:-0.01% taker:0.1% |
Stocks.Exchange | 不明 | 0.2% |
CryptoBridge | DEX | 0.2% |
売買手数料ではHitBTCが一番安いという結果になっています。maker手数料のマイナス表示はリベートと呼ばれるもので、取引するほど手数料がもらえるシステムになっています。taker手数料も0.1%と割安になっています。Stocks.ExchangeとCryptoBridgeは同じ0.2%で他の取引所と比べても割高といえる手数料設定になっています。また上記の3つの取引所は海外の取引所なので販売所はありません。
出入金手数料比較
取引所 | 仮想通貨出入金手数料 | ||
取引所名 | 拠点 | 入金 | 出金 |
HitBTC | 香港 | 0.0006BTC | 0.001BTC |
Stocks.Exchange | 不明 | 非公開 | 0.001BTC |
CryptoBridge | DEX | 無料 | 0.0015BTC |
STRAKSを扱っている取引所はすべて海外のため日本円などの法定通貨による入出金はできません。入金手数料に関してはCryptoBridgeが唯一無料となっています。HitBTCはビットコインのみ入金手数料がかかりそれ以外はかからない設定になっています。Stocks.Exchangeは実際に入金する際に手数料が表示されるようなシステムで一般には非公開となっています。
STRAKSの取引所のレート・取引高比較
取引所 | 通貨レート | 取引高・取引量(24h) | |
取引所名 | 拠点 | ||
HitBTC | 香港 | $0.260165 | $1,907.01 |
Stocks.Exchange | 不明 | $0.253661 | $496.86 |
CryptoBridge | DEX | $0.247222 | $484.76 |
(2018年6月13日現在)
取引量が一番多いのがHitBTCで他の取引所の3倍以上差をつけています。Stocks.ExchangeとCryptoBridgeは同じくらいの取引量です。レートに関しては、分散型取引所であるCryptoBridgeが一番よく、次いでStocks.Exchange、一番悪かったのはHitBTCという結果になりました。なおレートに関しては、時間帯やニュース、世界経済の状況などで大きく変化し、比較が難しい側面があるので参考程度にみてください。
その他の基礎情報
取引所 | 販売所 | 通貨ペア | レバレッジ | |
取引所名 | 拠点 | |||
HitBTC | 香港 | 取引所 | BTC・ETH | なし |
Stocks.Exchange | 不明 | 取引所 | BTC | なし |
CryptoBridge | DEX | 取引所 | BTC | なし |
STRAKSを取り扱うすべての取引所が海外のため販売所はなく取引所のみとなっています。またペアについてはBTCのペアがすべての取引所で取引できHitBTCのみETHのペアも扱っています。STRAKSのレバレッジ取引ができる取引所は現在のところありません。
STRAKSの取引所の定性調査
取引所 | 会社の信用度 | 使いやすさ | サーバー強度 | セキュリティ対策 | 口コミの評価 | |
取引所名 | 拠点 | |||||
HitBTC | 香港 | ・もともとイギリスで設立された取引所だが今は住所が香港になっており運営が不透明
・日本に子会社を設立しようとしている |
・専用のアプリがなく日本語に対応していない |
・大きな障害なし |
・2段階認証 |
・最近日本在住者に対してサービス停止を行った |
Stocks.Exchange | 不明 | ・運営している会社の情報などもなく、信用できない | ・取引画面が見づらく使いづらい ・アプリがない |
・大きな障害なし | ・2段階認証 ・コールドストレージ |
・サポートチャットの反応がなかった ・もう二度と使わないという声も |
CryptoBridge | DEX | ・BitSharesブロックチェーン上の分散型取引所 ・情報が開示されていて透明性が高い |
・日本語に対応している ・アプリはない |
・分散型取引所のため繋ぐサーバーによってはまたに途切れる | ・分散型取引所なのでハッキングのリスクが少ない ・資産の管理はユーザーにゆだねられている |
・日本人の利用を考慮した通貨選びやサーバーの追加などを行っている |
中央集権型取引所であるHitBTCとStocks.Exchangeは運営元がはっきりとせず公開している情報も限定的です。またサポートに関しても、Stocks.Exchangeは返事が返ってこなかったなどの口コミがあるため信用できません。またHitBTCは最近日本在住者に対するサービスを停止したので現在は利用不可となっています。それに比べて分散型取引所のCryptoBridgeは日本語に対応していて日本の利用者もある程度いますので情報が得られやすいです。分散型取引所のため取引するまでにある程度の知識が必要ですが、STRAKSを取引したい投資者でまだ分散型取引所を試したことがない人は、これを機に日本語に対応しているCryptoBridgeを試してみてもいいかもしれません。
STRAKSの取引所の総合評価
順位 | 取引所 | 総合評価 | 詳細評価 | ||||||||
取引所名 | 拠点 | 手数料・スプレッドの安さ | レート | 取引高・取引量 | 会社の信用度 | 使いやすさ | サーバー強度 | セキュリティ対策 | 口コミの評価 | ||
1位 | CryptoBridge | DEX | 3.7 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
2位 | Stocks.Exchange | 不明 | 2.8 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
3位 | HitBTC | 香港 | 2.8 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
分散型取引所であるCryptoBridgeが1位という結果になりました。CryptoBridgeは日本語に対応していて、使い方を説明しているサイトもいくつか見受けられるので分散型取引所になれていない人でも使えるのではないでしょうか。また情報が公開されているという点で好印象でした。売買手数料の面では決して安いとはいえませんが、セキュリティ面や運営の透明性などから安心して取引できる取引所でしょう。2位はStocks.Exchangeでした。STRAKSを扱う唯一の中央集権型取引所なので、分散型取引所を使いたくない人はStocks.Exchange一択となります。情報が少なく急きょ仮想通貨の取り扱いがなくなる可能性もあるので取引しても少額にとどめておいた方が無難です。またHitBTCは現在日本在住者に対してサービスを停止しているので、実質STRAKSを取引できるのは上位2社までということになります。
STRAKSを取引する際におすすめの海外取引所3選
1位.CryptoBridge(クリプトブリッジ)
CryptoBridgeの基本情報

基礎情報 | 内容 |
運営会社 | 分散型取引所 |
所在地 | 分散型取引所 |
取り扱い通貨 | 約250種類以上 |
公式HP | https://crypto-bridge.org/ |
CryptoBridgeはゲートウェイの分散化を目指しているBitSharesのブロックチェーン上の分散型取引所です。分散型取引所のため中央管理者がおらず、資金の管理などユーザー自身が責任をもって行う必要があります。BitSharesブロックチェーン上の分散型取引所は他にもbitshares.org、Openledger、RuDEX、GDEX、などがあり同じアカウントで取引を行うことができます。そのなかでもCryptoBridgeはまだ分散化されておらず普通のゲートウェイと変わりはない状態ですが、ロードマップによると2018年にはゲートウェイの分散化の予定が組まれています。日本語に対応していて、日本人への配慮もある取引所なので、分散型取引所を利用したことがないという人でも、比較的使いやすい分散型取引所となっています。
CryptoBridgeの評価
評価基準 | レート | 解説 |
総合評価 | ★★★★☆ | ・日本語に対応した分散型取引所 ・まだ取引量が少なく取引しづらいところもがるが、情報が公開されていて透明性が高い |
手数料・スプレッド | ★★★☆☆ | ・maker、taker手数料ともにo.2%とやや高め |
取引高・取引量 | ★★★☆☆ | ・STRAKSの取引量は全世界第3位(全体の16.6%) |
信用度 | ★★★★☆ | ・ロードマップなども公開されていて透明性が高い |
使いやすさ | ★★★★☆ | ・分散型取引所にしては珍しく日本語に対応している ・取引量が少なめなので安定した取引が難しいときがある |
サーバー強度 | ★★★☆☆ | ・繋ぐサーバーによってはたまに途切れたりする |
セキュリティ対策 | ★★★★☆ | ・分散型取引所なのでハッキングのリスクが小さい ・資金管理などがすべて自己責任 |
口コミ・レビュー | ★★★☆☆ | ・日本人に対して配慮しているようだ ・独自通貨のBCOを保持していると利子を受け取ることができる |
CryptoBridgeの特徴
- 日本語に対応している珍しい分散型取引所
- ロードマップなどが公開されていて透明性が高い
- 独自通貨を発行していて、それを保持していると利子を受け取ることができる
STRAKSを取り扱っている唯一の分散型取引所です。日本人に配慮しているという口コミが何件かありますが、これは日本語に対応していたり、東京サーバーを追加していたり、MONAやBitZenyに加えNeetcoinも公開するなど日本人が使いやすくなる対応が数多くされているからです。また独自トークン(BCO)を発行していて、そのトークンを保有していると利子を受け取ることができるシステムがあります。ロードマップなども公開されていて今後の流れも分かりやすいです。それでも分散型取引所ということには変わりなく、分散型取引所に慣れていない人は少し戸惑うかもしれません。ただ日本語に対応していることと日本人の利用者が少なからずいるため、使い方などの情報は得られやすいです。また他の分散型取引所とは違った特徴もあるのでよく調べてから利用したほうがよいです。取引量が少ないのがネックですが、今後の利用者の増加と分散型取引所の普及に期待しましょう。
2位.Stocks.Exchange(ストックスエクスチェンジ)
Stocks.Exchangeの基本情報

基礎情報 | 内容 |
運営会社 | 不明 |
所在地 | 不明 |
取り扱い通貨 | 約100種類 |
公式HP | https://stocks.exchange/ |
運営会社不明、所在地不明の情報が少ない取引所。ウクライナの会社だという情報もありますが、公式ホームページに記載がないのではっきりとはしていません。いわゆる草コイン(マイナーコイン)を多く扱う取引所で、他の取引所で扱いのないコインを扱っていることが特徴です。ただコインの入れ替わりが激しく、1週間で40種類ものペアの取引を中止するなどの動きがあることもあります。日本で人気が出たSHIELDを扱っていた取引所でしたが取扱をやめ、入金も出金もできなくなるトラブルも発生しています。「二度と使わない!」という怒りの口コミもあります。ただ現在日本人が利用できる取引所の中でSTRAKSを扱う唯一の中央集権型取引所となっているので、分散型取引所を利用したくない投資家はStocks.Exchange一択となってしまうのが現状です。取引するとしても少額にとどめておくことをおすすめします。
Stocks.Exchangeの評価
評価基準 | レート | 解説 |
総合評価 | ★★☆☆☆ | ・運営会社の情報が少なく不安が残る取引所 ・コインの入れ替わりが激しく安定した取引ができない |
手数料・スプレッド | ★★☆☆☆ | ・一律0.2%とやや高め |
取引高・取引量 | ★★★☆☆ | ・STRAKSの取引量は全世界第2位(全体の17.1%) |
信用度 | ★★☆☆☆ | ・会社の情報がなく、透明性のない取引所 ・トラブルがあってもサポートチャットの返答がないとの口コミも |
使いやすさ | ★★☆☆☆ | ・アプリがなく日本語に対応していない ・チャートなどの取引画面が見づらい |
サーバー強度 | ★★★★☆ | ・サーバー強度の面で問題なし |
セキュリティ対策 | ★★★☆☆ | ・2段階認証 ・コールドストレージ |
口コミ・レビュー | ★★☆☆☆ | ・もう二度と使いたくないとのツイートもある ・XSHが出金できなくなったという声も |
Stocks.Exchangeの特徴
- STRAKSを取り扱っている数少ない中央集権型取引所
- 他社では扱っていない珍しいコインの取引ができる
- ホームページに情報が少なく、運営面で不安が残る
取引量としては分散型取引所であるCryptoBridgeと同等か少し多いくらいの量で、売買手数料もCryptoBridgeと同じ0.2%となっています。Stocks.Exchangeが日本で知られるようになったのはおそらくSHIELD(XSH)が取引できる取引所だからという理由が大きいと思います。そのSHIELDが2018年4月25日に急きょ取り扱い中止になっています。これは仮想通貨に問題があったわけではなく、Stocks.Exchangeの開発者側が問題があると判断し取り扱いを中止した模様です。しかしユーザーの中にはXSHが出金できない(XSHの出金ボタンだけ消えている)というトラブルにあっている人もいるようなので注意が必要です。もともと情報が少なく信用できない取引所ですが、STRAKSを取り扱っている数少ない中央集権型取引ということで、取引を続けている人もいると思います。今後別の取引所でSTRAKSが上場する可能性もあるかもしれませんが、現状では日本人が利用できる唯一の中央集権型取引所となので仕方ないかもしれません。それでもStocks.Exchangeでの取引は少額に抑えていた方が無難でしょう。
3位.HitBTC(ヒットビーティーシー)
HitBTCの基本情報

基礎情報 | 内容 |
運営会社 | HIT Solution Inc. |
所在地 | 香港 |
取り扱い通貨 | 約230種類 |
公式HP | https://hitbtc.com/ |
設立が2013年と古株にもかかわらず、運営会社の情報が少ない取引所。海外のwikiなどの情報によると、元はHit Techs Limitedという会社がヨーロッパを中心に活動していたようですが、その会社は解体され今はHIT Solution Inc.という会社になっています。アドレスが香港となっているのでおそらく香港で運営していると思われますが定かではありません。ちなみに「Representative Office」のアドレスはチリになっており、掲載されている写真もチリ人のようです。また2018年6月2日に日本の居住者に対してサービスを停止することを発表しています。また公式ブログによると日本に子会社を設立する方向で動いているようで、日本人向けのサービスを再開することを目標としています。
HitBTCの評価
評価基準 | レート | 解説 |
総合評価 | ★★☆☆☆ | ・STRAKSの取引量がダントツで1位の取引所 ・手数料が安く、取引量が多いが日本人の利用ができなくなった |
手数料・スプレッド | ★★★★☆ | ・maker:-0.01% taker:0.1% と売買手数料が安い ・maker手数料にリベートシステムを採用している |
取引高・取引量 | ★★★★☆ | ・STRAKSの取引量は全世界第1位(全体の66.1%) |
信用度 | ★★☆☆☆ | ・運営会社の情報が少なく信用できない ・急きょ日本人に対してサービスを停止した |
使いやすさ | ★★☆☆☆ | ・日本語に対応しておらず、アプリがない |
サーバー強度 | ★★★★☆ | ・サーバー強度の面で問題なし |
セキュリティ対策 | ★★★☆☆ | ・2段階認証、コールドウォレットなどを採用しているが、不正ログインされたという報告がある |
口コミ・レビュー | ★★☆☆☆ | ・急きょ日本人へのサービスを停止した |
HitBTCの特徴
- 手数料が安く取引量が多い取引所
- 取り扱う通貨の種類が多く、珍しいコインを扱っている
- 急きょ日本在住者に対してサービスを停止した
STRAKSの取引量が全体の66.1%とダントツ1位のHitBTCですが、2018年6月2日に急きょ日本の在住者に対してサービスを停止させました。2週間以内(6月16日)までに日本に居住していないことを証明する書類を提出しないと取引ができないようになります。利用している人は早めの資金の移動をおすすめします。HitBTCは今後日本に子会社を設立する予定だと発表していて、日本人向けのサービスの停止はそのための準備だと思われますが、実際に日本に子会社を設立できるかどうかは定かではありません。おそらく難しいだろうという意見が多いようです。どちらにせよしばらくは日本人は利用できなくなるので現状ではSTRAKSを取引したい投資家は他の取引所を選ぶ必要があります。
取引所の規制について
今年中には開発から実用化へ移行するであろうSTRAKSの将来性
STRAKSのロードマップによると2018年中には開発が完了し、実用化に向けての活動が目立ってくると思います。STRAKSの実用的な特徴の一例としてチャージバック費用がかからないという強みがあります。チャージバックとはクレジットカードなどで決済した場合に、カードの保有者が不正使用などを理由に支払いに同意しなかったときに代金の売り上げを取り消すことです。これにより販売元の加盟店は利用代金を返金しなければならず、商品も戻らないため大きな損失となります。STRAKSは一度行われた取引は不可逆的なのでチャージバックされないため、販売店などが利用しやすいというメリットがあります。
STRAKSで気になる点といえば匿名性のあるアップデートが予定されていることです。仮想通貨の匿名性は賛否両論ありますが、ハッキングで大きな被害にあったコインチェックは今後匿名通貨であるコインを扱わないことを発表しています。匿名性が今後どの程度評価されていくか未知数ですが、STRAKSには実用面でもメリットのあるといえるのではないでしょうか。今後のニュースに注目です。STRAKS関連のニュースは専用の公式ニュースサイトでチェックしてみてください。